大自然を満喫 冬の層雲峡・黒岳

◇道北バス 2,140円

バス停目の前にある案内所。
日帰り温泉の情報などをここで確認しておこう。

広大な大雪山国立公園の総合案内・交流施設

層雲峡ビジターセンターは大雪山国立公園の自然と人々とのふれあいをテーマに、自然学習や自然体験の手助けを進め、自然環境保全を推進していくことを目的とする中核施設です。館内では、リアルタイムの自然、見どころの情報や、ハイビジョン映像やジオラマなどで、大雪山の四季を見ることができます。温室効果ガスの排出を少なくするために、自然採光による外光の取り入れや照明のLED化を実施するなど、自然環境にも配慮しています。

北海道の大屋根「大雪山」を空中散歩

大雪山の秀峰「黒岳」登山には、標高670ｍの層雲峡から層雲峡・黒岳ロープウェイと黒岳ペアリフトを利用して気軽に訪れることができます。春・夏は高山植物、エゾシマリスなどの自然観察や登山に、秋は美しい紅葉、冬はスキーやスノーシューハイキングと、一年を通じて楽しめます。
ゴンドラとリフトを乗り継ぐと、標高1984ｍある黒岳の7合目まで行けます。ロープウェイが発着する層雲峡山麓駅から、101人乗りのゴンドラでまず5合目へ。眼下には樹海の中を石狩川が流れ、大峡谷が続くダイナミックな景観が広がります。そして見上げると黒岳頂上が間近に。さらに7合目まではリフトで15分。7月～8月には高山植物で埋め尽くされる夢のような風景を楽しめ、頂上からは盛夏でも残雪のある大雪山連峰のパノラマを眺望できます。11月上旬から5月まで、長期間スキーを楽しめるのも魅力です。

黒岳スキー場

良好な雪質と春山スキーの聖地

大雪山層雲峡黒岳スキー場は、層雲峡温泉の上に鋭いピークを高く天空にかざしている、海抜1,984m黒岳の北東斜面に展開する北海道を代表する山岳スキー場です。大雪山の大景観と良質の雪で定評があり、本州でいうと3000m級と同等であると言われています。 シーズンは11月初旬から5月中旬までと長く、約1年の半分以上滑ることができます。特に11月から12月にかけてのシーズン始めと、3月から5月の春山スキーが愛好者に喜ばれています。スキーヤーの基地となる層雲峡は、道内一流の温泉地で豪華なアフタースキーも楽しむことができます。

Columbia Field Store／BLACK MOUNTAIN COFFEE by Columbia

アウトドアブランドColumbiaのフィールドショップ

上川町層雲峡温泉黒岳ロープウェイ駅舎3Fにあるフォールドショップ。店内には、アウトドアブランドColumbia初の「Columbia Field Store」と、カフェ「BLACK MOUNTAIN COFFEE by Columbia」があります。ショップでは、アウトドアフィールドのすぐそばで、ユーザーがどんなアイテムを求めているのか、マーケティング調査をしながら、随時商品を入れ替えています。またカフェでは、なめらかな味わいと 香りが特徴のスペシャルティコーヒーや、PortlandのSMITHティーやビール、 道産食材を使った焼菓子を提供しています。

層雲峡の豊かな大自然を味わう

層雲峡温泉街にたたずむ山のイタ飯屋さん。パスタ、ピッツァ、ニジマス料理、エゾシカ料理、スパイシーカレー、渓谷ハンバーグなどが人気。大雪山の麓の開放的な空間と、気軽で落ち着いた雰囲気のお店です。

地球の生命力を感じる大渓谷

道内きっての景勝地として知られる層雲峡は、石狩川上流に沿って約24㎞続く渓谷。高さ600m以上の断崖絶壁と見事な柱状節理、アイヌ語で「ソウウンベツ（滝の多い川）」の地名どおり、「銀河の滝」や「流星の滝」に代表される名瀑など、訪れる者を圧倒する大自然が広がります。特に岩壁を真っ赤な紅葉が染める秋や、滝が氷結して巨大な氷柱となる厳冬の景色は圧巻。この天を衝くような自然の造形を見て、大正時代にこの地を訪れた文人の大町桂月が古来のアイヌ語の地名に「層雲」の字を当てたと伝えられています。

大雪山に抱かれた温泉郷

大雪山国立公園内、黒岳山麓の層雲峡に沿って20軒近いホテルや旅館が立ち並ぶ一大温泉街。春は萌える緑に生命の息吹を感じ、夏は川や山でラフティングや山登り。秋は紅葉のコントラストが思い出をより色濃くし、冬は雪の降る中、露天風呂で寒さと疲れを癒します。さらに冬の層雲峡観光のハイライトは、北海道冬の三大まつりの一つ「層雲峡温泉氷瀑まつり（Icefall Festival）」。1万2千平方メートルの会場に、自然の厳しい寒さを生かして作られた大小様々な約30基の氷の造形物が立ち並ぶ様は必見です。

◇道北バス 2,140円